焙煎機について

COFFEE JOURNAL Vol.02 — ジェットローストって何?
245°C
Coffee Journal — Vol.02 — June 2026

☕ Coffee Field Japan の焙煎機

ジェットローストって
どんな焙煎機?

私たちが使う焙煎機「ジェットロースト」。他の焙煎機と何が違うのか、なぜその豆があの味になるのか——その秘密に迫ります。

熱風式 245°C固定 高速焙煎 豆の個性を活かす
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はじめに

「ジェットロースト」——Coffee Field Japanが採用する焙煎機の名前です。

コーヒー好きな方でも、焙煎機の種類まで気にしたことはあまりないかもしれません。でも実は、焙煎機の違いは豆の味わいに大きく関わっています。

今回は、私たちが選んだこの焙煎機の仕組みと特徴、そして「なぜジェットローストなのか」を正直にお話しします。

この記事では、焙煎機の種類の違い、ジェットロースト特有の焙煎プロセス、そしてCoffee Field Japanならではの使いこなし方をご紹介します。

まず基本から

ジェットローストは「熱風式」の焙煎機

焙煎機には大きく分けて「直火式」「半熱風式」「熱風式」の3種類があります。ジェットローストは熱風式(ホットエア式)に分類され、高温の熱風を豆に吹き付けて焙煎します。

特徴的なのは豆をドラムで回転させながら均一に焼き上げることができる点。直火式のように炎が直接当たらないため、焼きムラが起きにくく、クリーンで透明感のある味わいに仕上がります。

そして「ジェット」の名の通り、高速の熱風を一気に吹き込むことで、短時間での焙煎を実現。Coffee Field Japanでは245°C固定・100gあたり140〜240秒という独自の設定で焙煎しています。

Jet Roast Chamber
output
245°
固定温度 / Fixed Temp
他の焙煎機との違い

3つの焙煎方式、何が違う?

焙煎機の方式によって、豆への熱の伝わり方が変わり、味の傾向も変わります。

直火式
DIRECT FIRE
風味
均一性
個性
再現性

炎が直接豆に当たる伝統的な方法。独特のスモーキーな香ばしさが出やすいが、焼きムラが生まれることも。職人の技術に依存しやすい。

半熱風式
SEMI HOT AIR
風味
均一性
個性
再現性

直火と熱風のいいとこ取り。スペシャルティコーヒーの世界でも広く使われる方式。バランスの取れた風味と安定性が魅力。

◀ 当店使用
ジェットロースト
JET HOT AIR
風味
均一性
個性
再現性

高速熱風で一気に焙煎。クリーンで透明感のある味わいと高い再現性が特徴。豆本来のフレーバーをそのまま引き出しやすい。

焙煎プロセス

100gが焼き上がるまでの4分間

0sSTART
生豆をチャンバーへ投入

計量した生豆(きまめ)100gをチャンバーに投入。この時点では豆はまだ薄緑色・無臭。温度は245°Cに固定されたまま待機しています。

〜60sDRYING
乾燥フェーズ — 水分が抜ける

熱風が豆全体を均一に包み込み、水分が蒸発し始めます。豆の色は薄緑から黄色へ。まだコーヒーらしい香りは少なく、草のような香りがします。

〜140s1st CRACK
ファーストクラック — パチパチと音がする

豆内部のCO₂が膨張し、「パチパチ」という音とともに豆が弾けます。この音が始まると浅煎りの領域へ。メイラード反応が活発になり、一気にコーヒーらしい香りが漂い始めます。

〜180sMEDIUM
中煎り領域 — 甘みとコクのピーク

酸味が落ち着き、甘みとコクが最大になる中煎りゾーン。ナッツやキャラメルのような香りが立ちます。Coffee Field Japanの人気豆はこの付近で焼き上げるものが多いです。

〜240s2nd CRACK
セカンドクラック以降 — 深煎り領域へ

「ピチピチ」という細かい音(セカンドクラック)が始まると深煎りの領域。豆の表面に油が滲み出し、スモーキーで力強い苦味が生まれます。このタイミングで排出・冷却します。

ジェットローストの強み

豆の個性を活かす4つの理由

💨
焼きムラが起きにくい

高速の熱風が豆全体を均一に包み込むため、直火式のように一部だけ焦げるという焼きムラが起きにくい構造です。豆の全面が均等に熱を受けることで、クリーンで透明感のある味わいが生まれます。

🎯
温度固定で再現性が高い

245°Cで温度を固定し、時間だけで焙煎度合いを管理します。職人の感覚に頼りすぎず、毎回安定した品質を実現。「先週のあの味をもう一度」が叶いやすい焙煎機です。

豆本来のフレーバーが出やすい

熱風焙煎はクリーンな仕上がりになりやすく、産地ごとの個性——エチオピアなら花の香り、コロンビアならキャラメルの甘み——がはっきりと表れます。豆選びの楽しさが増す焙煎方式です。

短時間で仕上がる

100gあたり最短140秒。大型の焙煎機が30分以上かかるのに対し、新鮮な状態で素早く焼き上げることができます。焙煎後の劣化が始まる前に、最もいい状態でお届けできます。

Coffee Field Japanの使いこなし

同じ機械でも味は変わる。

ジェットローストは誰でも同じ機械を使えます。でも同じ機械でも、豆の選び方・焙煎時間の設定・冷却のタイミングで味は大きく変わります。

01
豆ごとに焙煎時間を最適化

産地・精製方法・豆の密度によって、最適な焙煎時間は変わります。Coffee Field Japanでは各豆に合わせた焙煎時間を個別に設定。「この豆にはこの時間」という積み上げたデータが、味の安定を支えています。

02
鮮度を最優先にした少量焙煎

ジェットローストは小ロット焙煎が得意な機械です。Coffee Field Japanでは大量在庫を持たず、こまめに焙煎するスタイルを採用。焙煎後2〜7日のベストな状態でお届けすることを意識しています。

03
焙煎後の冷却にもこだわる

焙煎が終わったら素早く冷却することが重要。余熱で焙煎が進みすぎると狙った味からずれてしまいます。排出直後の冷却スピードを管理することで、設計通りの味に仕上げています。

Coffee Field Japan

ジェットローストが焼いた豆を試してみませんか?

産地の個性が透明感のある味わいで楽しめる、ジェットロースト焙煎の豆。Coffee Field Japanのオンラインショップでは、焙煎度合いを選んでご注文いただけます。

☕ 豆を選んでみる

各商品ページにお勧めの焙煎度合いを記載しています